大工

一人前になるには時間がかかる

大工として仕事をするには、特にこれといった資格は必要ありません。
ただ大工関係の資格としては、大工技能士というのがあります。
仕事をするには建設メーカーか工務店に勤務することとなり、未経験なら工務店から始めることになるでしょう。

メーカーによっては工場で部屋ごと組み立てるようなケースもありますが、ほとんどは仕事を始めると、まずは親方の元で見習いとして経験を積んでいきます。
一人前として認められるには最低でも3年は修行しないとならないと言われており、下手であればそれ以上の修行が必要です。

ただ計算などのようにして、このようにすればこうできると決まったケースはなく、建物ごとにこのようにしていくと、経験を元に大工として仕事をします。
もちろん基本部分はありますが、それ以外は見て覚えるようなことも多く、大工としての教科書などはないのです。

現場仕事について

大工として仕事をするなら、やはり現場仕事がメインです。
コンクリートの基礎を作り、外装や内装、屋根などを作り、仕上げていきます。

もちろん現場監督と呼ばれる仕事を指揮するような人はいますが、現場を何個もかけもちしていることも多く、常にその現場にいるとは限りません。
そのために、一番頼りになるのが、現場にいる大工なのです。

仕事は木造建築物の建造と修理であり、これを行なうための木材加工は、工務店で行なう場合がほとんどです。
あらかじめ設計図を見ながら、寸法通りに木を切っていき、整えていきます。
時には加工に時間がかかり、1日がかりで加工を行なうような場合もあり、現場に出れない日もあります。

こうして現場に持っていき組み立て、時には現場でも多少微調整を行なうこともあります。
加工するのと組み立てるのでは、大きく勝手が違いますので、大工が一人前になるまでには多くの時間がかかり、覚えることも多いのです。
手先が起用であった方が仕事はスムーズにいくかもしれませんが、それよりも現場を見て覚える気持ちの方が大切です。

仕事は1人で行なうのではなく、チームで現場で行なっていくので、施工主や他の大工職人との関係も重要です。
怪我や事故を防ぐためにも、高い集中力を要求され、体力と同時にバランス良く使う必要があります。
見習いの間は、親方などから仕事の技術のみならず、仕事での体力や集中力のバランス良い使い方も学んでいかないとなりません。

最近は建築でもIT活用が盛んになってきており、図面作成も紙でなく、CADを使うところも多くなってきており、紙と併用する会社もあります。
また日程表などはパソコンを使用し、ワードなどで作成するようなことも多く、パソコンも基礎的な操作はできていた方が良いかもしれません。