金融業界の転職動向

■金融業界で働く人の転職
銀行員や証券マンと聞くと、数ある職業の中でも花形であり、あこがれを持って金融業界で働くために就職活動を行っている学生も多いでしょう。
特に、銀行員に関しては、企業経営自体が安定していることが多く、また様々な企業とのやりとりで事業にかかわることになったり、株に携わることになったりと、とにかく大きな額のお金を動かす仕事とあって、営業にはやりがいがありそうだと感じる人も多いでしょう。
それ以外にも、銀行窓口の受付係や、銀行事務も福利が安定しており待遇も良いというイメージが一般的です。

また、銀行員をはじめとした金融業界で働く人は、その実績や経験によってキャリアアップや違う業界へと転職することが多くあります。
これは、経済や経理に深くかかわる業界ならではのもので、例えば信託銀行で信用取引の実績を積んだ人がより、ベンチャー志向の取引会社へと転職するなど、その動きも幅広いものです。

■金融業界について
金融業界といっても、その内容は実に様々です。
企業や個人と資金の貸し借りや預金を行うことによって利益を得ることになる銀行や、個人の顧客などから資金を信託してもらい、銀行側が投資によってその資金を増やした後に、顧客へ利息を付けて支払う信託銀行や、株取引などを行う証券会社なども含まれます。
さらに保険会社や投資会社もこの中に含まれるため、一口に金融業界と言ってもその裾野は非常に広いものです。

また、普遍的な銀行でもいわゆるメガバンクから大都市に本店を持ち周辺地域を巻き込んだ大規模展開を行う都市銀行と地方に本店を持つ地方銀行など、銀行にも様々で、果たす役割として含めれば、信用金庫や協同組合といった期間も同じようなサービスを展開しています。
そのため、実は、銀行で働くと言っても、そこで求められる仕事や能力は、銀行によって異なるのです。
勿論、これにさらに保険会社や投資会社も含めるとさらに、細分化されるため、この業界へ転職や就職を考えている場合には十分に研究をしてから考えるのが良いでしょう。

■金融業界への転職
金融銀行へ就職するとなると、原則的には終身雇用に近いような形での新卒採用となります。
これは、銀行ごとにシステムが異なることや、行員の仕事が大きな金額を動かすだけにきちんとした社員教育が必要となることが要因として挙げられます。
このため、中途採用で銀行員になるチャンスというのはなかなかありません。

ところが、近年、リーマンショックから立ち直り始め、円高から円安傾向へと動き始めたこともあり、銀行や各種金融会社は中途採用でも即戦力となるような人材の確保へ動くこともあり、転職を考えている人にとっては有力な時期となってきています。
特に、ファイナンス分野で実績を持つコンサルタントを行う人材や、コンプライアンスに対する意識の高まりから、内部監査を行うための人材の採用などに関しては中途採用に対して意欲的な銀行が多くなっています。
ただし、これらの求人は非公開で行われることが多いため、情報網を広げておくことが重要です。