Honda

■老舗自動車メーカーのホンダ
世界的な市場でシェアを獲得している日本の自動車メーカーであるホンダは、1948年に創業された老舗の自動車メーカーとして知られています。

創業当初は、静岡県の浜松市に本社を構え、バイクや自動車のエンジン開発からそれらの販売を行っていました。
自動車販売の成功などを受け、東京都に本社を移動してからは、もともとの本社があった場所にはホンダの工場が建設され、上位モデルなどの生産を行っています。

■ホンダと環境への取り組み
日本の高度経済成長期にあたる1970年代には、世界的に郊外が問題視された時代でもありました。
そこで、各国が自動車の排気ガスなどに環境を考慮した設計にするよう、環境規制法が施行されており、中でもアメリカのマスキー法という法律は当時の技術力では世界中のメーカーが規制が開始する前までに基準を満たす自動車の開発は不可能と言われていました。
しかし、当時まだ世界的な認知度は低く国内でも中小企業の域を出ることがなかったホンダのみがその開発に成功し、このことがきっかけとなって世界に技術力の高さを認められるようになりました。

現在でも、環境へ配慮した取り組みとして、開発だけでなく、植林作業による砂漠緑化活動を行っています。
未来志向の次世代環境技術についても開発を続けており、現行のハイブリッド自動車だけでなく、水素燃料電池を動力源とした車の販売や、同じ技術を使用したインフラである、太陽電池式水電解型水素ステーションの開発を行い、積極的に技術を環境へ向けて投入しています。

■モータースポーツとホンダ
環境への取り組みの一方で、自動車やバイクの持つ可能性を追求する目的を持ち、モータースポーツにも積極的に参加していることでも知られています。
特に、1990年代前後におけるF1でのホンダ車の活躍は、現在でも記録に残るものであり、モータースポーツの中でもホンダは有名なメーカーとなっています。
F1からは、撤退をしましたが、バイクレースなどではいまだに成績を残し続けており、今後も活躍が期待されています。

■創業者の熱意と技術
創業者の本田宗一郎は、根っからの技術屋であったことは、全国的にも知られていることで、初めて自転車にエンジンをつけたバイクの原型を作り上げた時から、「できないだろうと思うことをやる」というのを信条に開発を続けてきました。
環境への取り組みや各モータースポーツへの参加も、そのような技術者としての経営者が夢を持って取り組んだものであるとも考えることができ、そのいずれもで結果を残してきたことは、その熱意と実際の技術力が高かったことを表していると言えるでしょう。

また、本田氏は人格が優れていたことでも知られており、自身のエピソードが日本の道徳の教科書に取り上げられたことや自著がベストセラーとなったこともあります。
その技術を海外の発展途上国などに、享受するために自らも指導のために海外へ行ったこともあり、後進の指導にも熱心にあたっていたというエピソードも残っています。