資生堂

■資生堂の美意識
資生堂は、化粧品やケア商品を開発し販売している会社で、化粧品販売に関しては日本国内でシェア第一位のメーカーとなっています。
企業理念は「新しく深みのある価値を発見し、薄く強い生活文化を創造する」というもので、化粧品以外にも美容に関連する商品の開発や販売も行っています。
そのような経緯から、事業部はビューティーケア事業やヘルスケア事業などの美容事業から、フロンティアサイエンス事業といった医療に関係する分野へも進出をしています。

また、同社製品についての正しい知識の流布を目的に、化粧品売り場で資生堂の社員がカウンセリングやワンポイントアドバイスを行って販売するという手法も採用しており、それ以外にもセミナーなどを開くこともあります。
一般消費者だけでなく、ホテルや旅館におけるアメニティグッズの販売や美容室やエステなどで使用するための美容製品の開発や販売も行っています。

企業のイメージとして、椿を古くから用いていました。
特に、資生堂のモチーフとしている椿を「花椿」と呼び会報誌やロゴにも取り入れていましたが、1980年代に一度取りやめます。
現在では、またこのモチーフを用いるようになり、同社の主力製品の一つであるシャンプーは椿という商品名でヒット商品となりました。

■芸術文化振興活動
同社は、創業当初から、芸術文化への寄進をおこなっており、日本最古の画廊とも呼ばれる資生堂ギャラリーを運営していることでも知られています。
現在の資生堂ギャラリーは東京都の銀座にある資生堂本社ビルの地下にあり、毎年現代美術を中心に造形や絵画の展示を行っています。
また、それ以外にも資生堂アートハウスや、企業文化誌「花椿」の発行や現代詩やその詩作に関わる人を支援する目的で「現代詩花椿賞」という賞を選考しています。
また、企業メセナにも積極的に協力しており、様々な文化活動団体や芸術家に支援を行っています。

同社の宣伝用のポスターや商品のパッケージには、古くからデザイン性が重視されており、一つのブランドイメージとして定着しています。
これらを展示する資生堂企業資料館は、創業120周年を記念して1992年に静岡県の掛川市に開館をしました。
中には、歴代のポスターや趣向を凝らしたデザインの商品が並び、資生堂の歴史と造形へのこだわりを知ることができます。

■資生堂で働く
資生堂は、2013年の転職サイトによる優良企業ランキングで6位を取るなど、国内での優良企業として知られています。
化粧品を扱う会社のため、清潔感がイメージとして定着していることはもちろんですが、それ以外にも、グローバル化を積極的に推進していることや、女性でも働きやすい職場環境づくりが行われていることが評価されています。
また、障がい者雇用や、新卒採用にも積極的であり、様々な面で社会に貢献しようとする姿勢をうかがうことができます。